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    秋の言葉

    秋の言葉

    四季のうつろいを愛でる心は今も昔もかわらぬもの。

    しかし昔の人は、秋の美しさを「竜田姫(たつたひめ)」という言葉で表していました。

    昔は東が春で西が秋というふうに決まっていたようで、東の佐保山を「佐保姫」と呼び、春の代名詞に、西の竜田山を「竜田姫」と呼んで秋の代名詞にしていたそうです。

    秋は葛や撫子、菊やコスモスなど、様々な花が咲きます。

    それらの花が一面に咲いた野山のことを「花野」と呼びます。

    はなやいでいるというよりは、少しくすんだイメージのわびさびのある風景です。

    秋の気候の言葉

    夏から秋への移行は、さしてすぐに変わるというものではありません。

    次第とかわっていき、いつのまにか秋めいてきたなあ…そう感じるものです。

    その空模様がかわっていく様子のことを、「行合の空(ゆくあいのそら)」と呼びます。

    空の雲の模様も日によって違うものですよね。

    錦のように雲がつらなっている様子は「鰯雲(いわしぐも)」、朝焼けに染まる雲のことは「茜雲(あかねぐも)」と呼びます。

    秋になってくると風も少し冷たくなってきますね。

    台風のあとの冷たく強い風のことを「野分(のわき)」と呼びます。

    この風が吹く景色もとても美しいもので、私は大好きです。

    秋の景色は、少し彩度の落ちた、なんとも哀愁ただよう綺麗なイメージが多いですね。

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